インターネットの通販で購入できる、例のあれです。今回はそんな英会話教材の中から、日本国内で最も有名であるだろう『スピードラーニング』を紹介します。
いま、プロゴルファーの石川遼君が出演しているTVコマーシャルで『スピードラーニング』という英語教材が宣伝されてますね。ものすごい勢いで最近受講者数が100万人を突破したようです。実は、えむきち自身もスピードラーニングを使って勉強したことがあります。あ、過去形ではなく、いまも運転中にBGMとしてかけてますけど。

この教材のメインターゲットは(おそらく販売側としては)中学生時代に英語をやったきり、随分と長い間、英語の勉強をしてなかった層、つまりオジチャン、オバチャンではないかなと思っております…。
収録されている英会話も、海外旅行時に役立つものや、あるいはちょっとした日常会話がメインです。
とはいえ、実際にえむきちが体験してみた感想は、なかなか歯応えのあるものでした。ネイティブの発音は比較的聞き取りやすいのですが、会話のスピードも決して遅くはなく、ガリガリ英語学習中の修行僧にも役立つものではないかなと思います。
でも、キャッチコピーの「聞き流すだけでOK」というのは、ちょっと誇張かもしれません。聞き流すだけなら、確かに英語の発音に離れるし、ちょっとした短文のフレーズなら、(スピードラーニングを使うことで)中高年の方も口に出せるようになるでしょうな。
でも、これでネイティブと流暢な英会話が出来るようになるかといったら、おそらく無理です。あくまで“短い意思疎通”程度の会話が可能になるレベルだと思います。
で、えむきちは既に短い意思疎通程度の会話なら出来るのですが、なぜいまだにこのスピードラーニングを使っているかというと、英語音声のみ収録されたCDと、日本語訳音声の収録されたCDと、2枚組セットで使い分けることができるからです。これがなかなか良いんです。
日本語訳音声のCDばかり聞き流していると、どうしても日本語の方が耳についてしまうのですが、えむきちの場合は、たとえばドライブ(運転中)には、英語音声のみのCDをかけることにしています。もちろん、英語のみが流れてくるので、中には意味のわからない単語なども含まれています。まだ頭がモヤモヤした状態。さっきの会話の意味はなんなんだー!?
そして帰宅後、日本語音声のCDを改めて聞くと、「ああ、あれはこういう意味だったんだ!」となるわけですね。ちなみに、翌日も運転中は「英語音声のみ」のCDをかけます。昨晩、日本語訳を聞いたことで、ストーリーの大まかな流れもわかるし、意味不明だった会話・英単語もなんとなく想像が出来る。この作業をえむきちは毎日繰り返しているのです。
